頚肩腕症候群 × 訪問マッサージの対応と効果

胸郭出口症候群(きょうかくでぐちしょうこうぐん)は、首から腕に伸びる神経や血管が、鎖骨や胸の筋肉により圧迫されることで起こる症状です。


肩から腕にかけてのしびれや重だるさ、手の冷えや力の入りにくさなどが現れ、長時間のデスクワークや前かがみ姿勢、高齢化に伴う筋緊張などが原因として挙げられます。

この症状は、日常生活の中で症状を自覚しにくく、「ただの肩こり」や「疲れ」と誤解されやすいため、進行すると動作時の痛みや感覚異常を引き起こすこともあります。


訪問鍼灸マッサージでは、首・肩・胸まわりの筋肉をゆるめるマッサージや、神経の通り道を整えるストレッチ、鍼灸による血流と神経バランスの調整を行います。

これにより、しびれや冷えといった症状の緩和が期待でき、姿勢や動作の改善、再発予防にもつながります。

ご自宅で受けられる施術だからこそ、無理なく継続でき、根本から症状をケアするサポートが可能です。

気になるしびれや違和感がある方は、ぜひ一度ご相談ください。

いつものご自宅で安心して受けられるケア

  • 肩から腕にかけてのしびれやだるさ


    鎖骨や筋肉によって神経が圧迫されることで、腕全体にしびれやだるさを感じやすくなります。重たい荷物を持ったり、長時間同じ姿勢を続けることで悪化することが多いです。



    施術内容:

    ・斜角筋・小胸筋・鎖骨周囲のマッサージにて、神経や血管を圧迫している筋肉の緊張をゆるめて、通り道を確保します。


    ・頸部〜肩周辺の可動域改善ストレッチをし、動きの悪くなった筋肉と関節の柔軟性を高め、神経の滑走性を改善します。


    ・上肢の神経経路に沿った鍼刺激(合谷・手三里など)で、神経伝達を調整し、しびれや感覚異常を緩和します。



    施術効果:

    ・神経の圧迫が軽減され、しびれやだるさがやわらぐので、日常の動作が楽になります。


    ・筋肉の柔軟性と血流が改善し、再発しにくい体づくりに繋がります。


    ・腕の動作がスムーズになり、作業・家事・趣味の継続がしやすくなり、日常生活の質(QOL)が向上します。


  • 手先の冷えや

    変色(白や紫色に)


    血管の圧迫によって血流が滞り、手の冷感やチアノーゼ(皮膚の色が紫がかる)などが起こることがあります。寒い環境やストレスによっても悪化しやすいのが特徴です。



    施術内容:

    ・胸筋・鎖骨下筋など血管周辺筋のマッサージにて、血管を圧迫している筋肉をほぐし、血液の通りをスムーズにします。


    ・温熱療法(ホットパックや温灸)+末端マッサージで、手や指先までしっかりと温め、末梢血管の拡張を促進します。


    ・冷えに対応するツボ(神門・労宮・太渓など)への鍼灸施術で、自律神経を整えて、体内の血行調整力を高めます。



    施術効果:

    ・末梢血流が改善し、手先の冷えや変色が和らぎ、見た目や感覚の異常が減り、安心感につながります。


    ・血行改善により、しびれやだるさなどの随伴症状も緩和され、日常生活の不便を軽減します。


    ・継続的な施術で季節の影響を受けにくくなり、冷えにくい体質への変化が期待でき、再発予防ににもつながります。

  • 腕を上げると

    症状が悪化する