関節可動域

■ 定義

関節可動域(Range of Motion、略してROM)とは、 関節が動く範囲(角度)のことをいいます。 たとえば: 肘を曲げたり伸ばしたり 肩を上げたり回したり 膝を曲げたり伸ばしたり といった動作で、「どこまで動かせるか」を数値や感覚で表すのが「関節可動域」です。

■ なぜ大切なのか?

関節可動域がしっかり保たれていると、日常生活のあらゆる動作がスムーズに行えます。 たとえば: 服を着る/脱ぐ 顔を洗う 食事をする 歩く/立ち上がる トイレに行く/座る これらはすべて、関節が正常に動くことが前提となっています。

■ 可動域が狭くなるとどうなる?

以下のような原因で関節の可動域が狭くなると、生活に支障が出てきます。

✅ 主な原因 長時間動かさなかった(寝たきり、骨折後の固定など) 筋肉や腱、靭帯が固まってしまった(拘縮) 痛みで動かすのを避けたことによる制限 神経疾患(脳梗塞、パーキンソン病など)

✅ 影響 腕が上がらず、シャツを着るのが難しい 膝が曲がらず、椅子から立ち上がれない 関節がこわばって、歩行が不安定になる ▶ QOL(生活の質)が低下し、介助が必要になる可能性も

■ 訪問鍼灸マッサージでの関節可動域へのアプローチ

訪問施術では、以下のような方法で関節の可動域を維持・改善する支援を行います。 ① 関節可動域訓練(ROM訓練) 施術者がゆっくりと関節を曲げ伸ばしし、可動範囲を広げていく訓練です ご利用者様に合わせて無理なく、痛みを避けながら行います ② マッサージ・温熱療法 周囲の筋肉や腱を柔らかくすることで、動きやすさをサポートします 温罨法(温める処置)や鍼灸で血流を改善し、関節周囲の柔軟性を高めます

③ 再発・悪化の予防 「動かさないことでさらに動かなくなる」という悪循環を防ぐ 定期的に関節を動かすことが、拘縮や寝たきりの予防にもなります

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